EXHIBITION

ARTIST EXHIBITION 2026.07.12
"HIROSHI SUGIMOTO: EXTINCTION"
The National Museum of Modern Art, Tokyo
写真家アンセルス・アダムスから体得したモノクローム写真の完璧な技術力と、コンセプチュアル・アートの先駆者マルセル・デュシャンから影響を受けた斬新なコンセプト力。この両輪を駆使した写真作品で、現代アートの地平線を切り開いてきた杉本博司。 APTでは、杉本が現代美術作家を目指した背景や、現代美術に新たに写真作品のカテゴリーを加えることに成功した過程とともに、新作も加わった初期の主要な三部作〈ジオラマ〉〈劇場〉〈海景〉にフォーカスし、作品の魅力を紹介。
EXHIBITION 2026.06.30
"Picasso, through the Eyes of Paul Smith"
The National Art Center, Tokyo
パリ国立ピカソ美術館の所蔵するパブロ・ピカソの作品約80点を、英国のファッション・デザイナー ポール・スミスの手掛ける空間デザインで展示するユニークな企画展。
空間も「アヴィニョンの娘たち」はローズ色、「青の時代」は青色、「闘牛」は赤色と、テーマにあわせた背景色で、視覚的にも作品のコンセプトがわかりやすい。
国立新美術館のホワイト・キューブに展示されたピカソの作品は、ポール・スミスの空間デザインによりどのように観えるのだろうか。
ARTIST EXHIBITION 2026.06.07
“Ron Mueck”
Mori Art Museum
圧倒的なリアリティやスケール感の彫刻で、国内外で高い関心を集める現代美術作家Ron Mueck (ロン・ミュエク)。
日本では18年ぶりの大型の個展が、森美術館で開催。(カルティエ現代美術財団との共催)
人間を非常に綿密に観察し、哲学的な思考を重ね制作するミュエクは、革新的な技法や表現方法を用いて具象彫刻の新境地を切り開く。
APTでは、作家のユニークな経歴を概説の後、日本初公開を含めた作品を5点選んで紹介。
ARTIST EXHIBITION 2026.04.30
Daniel Buren "Third Eye, situated works" | SCAI the bath house
Daniel Buren "Situated Works 1966-2013" | SCAI PIRAMIDE
ダニエル・ビュレンと言えば、ストライプ柄。 一貫して8.7センチメートル幅の白と有彩色の縦のストライプを使用するビュレン。「in situ」(その場における制作)で知られ、壁面、路上や建築、都市空間や風景など多様な空間でSite specificな作品を制作。 自らの60年以上におよぶ芸術活動を振り返り、場の諸要素にあわせた作品の創造性を語ったビュレンのトークから、作家が作品について大切にしてきたポイントやキーワードも紹介。
EXHIBITION 2026.03.19
"YBA & BEYOND: British Art in the 90s from the Tate Collection"
| The National Art Center, Tokyo
| Kyoto City KYOCERA Museum of Art
Young British Artistsの作品だけでなく、1990年代の重要な英国美術の一角を担うその他のアーティストの作品も展示し、1990年代の英国現代美術を包括的に検証。APTでは、テート美術館キュレーターのコメントを踏まえ「YBA」の革新性とその時代背景を読み解いたうえで、本展のなかでも1990年代の英国美術シーンを席巻したYBAと密接な関係にあるターナー賞を受賞と同賞のノミネート作品を中心に紹介。
ARTIST EXHIBITION 2026.02.12
Erina MATSUI "SELF PORTRAIT"
Museum of Contemporary Art Tokyo
「きもかわいい」「変顔」で鮮烈なデビューを飾った松井えり菜。 学生時代から一貫して「自画像」を描く松井は、極端にデフォルメされた「変顔」の自画像で知られる。 留学、結婚、出産とライフ・ステージの変化を経て、どのように「自画像」を発展させてきたのか。 APTは、初期から現在までの松井の作品群にスポットを当て、作家本人の説明や、MOTの担当キュレーターのインタビューをもとにその変遷を紹介する。
ARTIST EXHIBITION 2026.02.06
Maki OHKOJIMA “Resonant Wounds”
ANOMALY
「絡まり、もつれ、ほころびながら、いびつに循環していく生命」をテーマに制作活動を行う大小島真木。 インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなど様々な地に滞在し、リサーチ型の制作を行っている。昨年の「国際芸術祭あいち2025」や「あなたの胞衣はどこに埋まっていますか?」(KAAT)での出展を経て、本年はANOMALYギャラリーでの初個展。APTでは、太古から続く地球の自然界の生と死の循環のサイクルを、大きなスケールで表現する大小島の作品群を作家の説明をもとに紹介。
EXHIBITION 2026.01.18
Anti-Action: Artist-Women’s Challenges and Responses in Postwar Japan
「新しい時代を象徴していた女性の美術家はなぜ歴史から姿を消してしまったのか」というキャッチコピーがポイントの本展。 米国発「アクション・ペインティング」へ注目が集まるのに対抗し、本展の女性美術家たちはアクション的ではない方向を模索。学術研究者の中嶋泉と美術館の学芸の担当者たちの共作という特徴の本展を、記者発表時の成相肇(学芸担当)の説明をもとにコンセプト、美術運動の背景、作品のみどころを紹介。
ARTIST EXHIBITION 2025.12.04
Shunsuke Imai ”Singular Pluralities”
HAGIWARA PROJECTS
平面なのに奥行きや躍動感が感じられ、空間が生まれる画面。一度みたら忘れられない、ポップでヴィヴィッドな色調のストライプやドット。
観るものの視覚を刺激する今井の洗練された絵画は、一体どのように創作されるのか。
今井への取材からみえてきたのは、「制度化」されたユニークな絵画の制作方法。今井の考案した絵画制作のシステム、そして今井が目指す先とは。
ARTIST EXHIBITION 2025.11.11
Goro Murayama "Abduction of Poiesis"
Takuro Someya Contemporary Art
先端の科学システムも活用し、自己組織化していく斬新でダイナミックな表現方法で、豊かで美しい絵画やドローイングをつくりあげる気鋭の美術家 村山悟郎。
本展タイトルの「制作知のアブダクション」は、作品という「結果から原因を推測する(アブダクション)」こと。 自分の制作の過程を、他者に作品をとおして読解可能な状態で提示する村山の「制作知(ポイエーシス)」を示す狙いとは。
EXHIBITION 2025.10.01
Prism of the Real: Making Art in Japan 1989-2010 | The National Art Center, Tokyo
1989年は、ベルリンの壁崩壊や天安門事件など、時代のターニング・ポイントとなった年。2010 年までの約20年間は、グローバル化が進み、社会が大きく揺れ動いた激動の時代。 この時期、日本のアーティストが新たな表現を模索しつつ、海外にどのように受容されたのか。また、海外のアーティストが日本からどのように刺激を受け、自らの作品に反映し、制作を行ったのか。双方の視点を取り入れた、国立新美術館と香港M+による初めての協働企画展。
ARTIST EXHIBITION 2025.09.12
Arisa Kumagai “Heaven Stolen”
Gallery Koyanagi
京都芸術大学卒業制作展優秀賞、浅田彰賞をはじめ、上野の森美術館賞、シェル美術賞など、数々の賞を受賞している若き逸材、熊谷亜莉沙。彼女の4回目となる個展「天国泥棒」がギャラリー小柳で開催。 自身の生い立ちや家族史を起点としつつ、それを超えて、普遍性のある作品へと昇華させる。近年カトリック教会で学び、祈りへの関心を深める熊谷がみせる新しい表現とは。
ARTIST EXHIBITION 2025.07.21
IZUMI KATO: ROAD TO SOMEBODY
IWAMI ART MUSEUM
国際的に活躍をする現代アーティスト加藤泉。国内最大規模の個展「加藤泉 何者かへの道」では、「ひとがた」の初期の作品から最新作まで、加藤の作品表現の変遷を総覧できる。
絵画、木彫をはじめ、石、布、ソフトビニール、プラモデルと幅広い素材を取り入れて、35年以上にわたり「ひとがた」を表現してきた加藤。ペインター加藤として見据える先とは。
ARTIST EXHIBITION 2025.06.12
Kenjiro OKAZAKI “Time Unfolding Here” | Museum of Contemporary Art Tokyo
可変性のある「複数のパネル」により構築される高次の空間。まったく時空の異なる絵画から共通項を認識し、つなぎ合わせて、抽象として新しいものをつくり出す《TOPICA PICTUS》。APTでは、2021年以降、明らかに新しい感覚が宿っているように見える岡﨑の新作絵画に焦点を当てて、その魅力を探る。
ARTIST EXHIBITION 2025.04.18
Janet Cardiff
"The Forty Part Motet"
「音のアーティスト」として国際的に高い評価を受けているJanet Cardiff。今年、彼女の代表作「40声のモテット」が、原美術館ARCをはじめ、日本各地の美術館(金沢21世紀美術館、長崎県美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)で展示される。「音のアーティスト」カーディフが、その作品に「音」を重層的に取り入れる理由とは。
ARTIST EXHIBITION 2025.03.10
Yuko MOHRI
“On Physis”
ジョルジュ・ブラック《梨と桃》やクロード・モネ《雨のベリール》も毛利のインスタレーションと組み合わさることで、フレッシュに見える。「見えない力」に形を与える毛利悠子のインスタレーションの魅力とは。
ARTIST EXHIBITION 2025.04.03
Aki Kondo
"What I Saw, When I Tore Myself Open"
37歳という若さで、2回目の公立美術館での大規模個展となった近藤亜樹。88点の絵画だけの空間を、絵画を自立させるという新奇性に富んだ手法で、軽やかに創出したのは建築家 青木淳。近藤の画家としての成熟とともに、さらなる飛躍を大いに期待させる展覧会「我が身をさいて、みた世界は」の魅力を、作家 近藤の発言とともに探る。
EXHIBITION 2025.01.10
Ryuichi Sakamoto
“seeing sound, hearing time”
坂本龍一の長年の関心事であった「音と時間」をテーマに、国内外のアーティストとのコラボレーションにより創作された壮大なサウンド・インスタレーションの展覧会。没後もアーティストとの協働により新たな一面を見せる坂本龍一の創作活動の軌跡とは。
EXHIBITION 2025.01.15
The Secrets of Color from Impressionism to Contemporary Art | Pola Museum of Art
19世紀以降の絵具の革新と色彩論の発達を経てたどり着いた、現代アートの作品へと至る色彩の変遷とは。ゲルハルト・リヒター、ベルナール・フリズ、ドナルド・ジャッドなど必見の展覧会。
石田尚志《絵と窓の間》2018年©Takashi Ishida
ARTIST EXHIBITION 2024.12.01
Takashi ISHIDA
"Moving Picture"
石田の"Moving Picture"の魅力とは。2024年 神奈川県立近代美術館 葉山で開催された、葉山の海を臨む公開制作により作られた新作を紹介。石田の思考の軌跡を追う。
ARTIST EXHIBITION 2024.11.21
Nerhol ”Finding something non-ordinary in daily life”
写真と彫刻の境界を往復する独自の表現で注目を浴びるアーティスト・デュオ Nerholの「連続写真の束を彫刻する」写真彫刻の魅力に迫る
EXHIBITION 2024.08.01
Philippe Parreno: Places and Spaces | Pola Museum of Art
箱根の仙石原の森を背景に、バルーンの魚が空気中を漂っている! 現代のフランス美術を代表するアーティスト、パレーノの国内最大規模の個展が箱根のポーラ美術館で開催。
EXHIBITION 2024.06.20
Theaster Gates: Afro-Mingei
Mori Art Museum
シアスター・ゲイツの独自の哲学が昇華された、壮大な規模のインスタレーションが展開。 米国シカゴを拠点に、国際的に高く評価されるシアスター・ゲイツの個展が森美術館で開催。
EXHIBITION 2024.06.15
Ho Tzu Nyen: A for Agents
Museum of Contemporary Art Tokyo
政治的緊張を抱える東南アジアの穏やかな生活を守るためには「何を」すべきか。シンガポールを拠点に、国際的に活動するホー・ツーニェンの展覧会が東京都現代美術館で開催。

CONTEMPORARY ART POWER from Tokyo